忍者になった訳。
ぱっと見た印象でその人をなんとなく想像してしまう、ということ、ありませんか?
ビジネスのシーンでは、よく、第一印象は大事、と言われますが、
特に第一印象ではなくても、
「いつもスーツでぴしっとして、素敵!」
「なんか野暮ったいのよね…」
「…太った?」
などなど、見た目はやっぱり印象に大きく影響してます。
見た目の印象を左右する要素は、
髪型やお顔立ち、女性ならお化粧、男性ならおヒゲといった、それぞれのパーツや、
表情、姿勢、しぐさといった、動きなどがあります。
お洋服もその要素の一つ。
…これ、侮れません。
面白いほどに、着るものって印象を変えるんです。
ゆえに。
しくじると、別の意味で面白くなることがあります。
あるミニパーティのために、お洋服を購入した時のこと…。
買って着てみたら、忍者になった
素敵なお洋服だったんですよ…ほんとに。
ウエストの絞り、生地の柔らかさと上質さ、着丈…どれを取っても理想形。
試着室でも、いい感じに見えたんですよ。
スタッフのお姉さんからも「お似合いですよ〜♪」って言っていただけて。
決して安くはなかったですが、
それでもいい買い物をしたと、ご機嫌でお店を後にしました。
いざ、おうちへ帰って、わくわくしながらもう一度着てみたらば。
………………なにこの、すんごい弱そうな忍者。
骨格診断を学んで知った、弱そうな忍者の秘密
その後。
お仕事に役立てたいという思いから、骨格診断ファッションアナリストになりました。
生まれ持った骨格やお体の質感やラインの特徴などから、
その方のお体を最も魅力的に魅せてくれるファッションを導きだすという理論です。
診断の結果は、3つのタイプ。
⚫︎ストレートタイプ:
いわゆる、ボン・キュッ・ボンのグラマラスボディさん。
クラス感のあるシンプルな装いが得意。
⚫︎ウェーブタイプ:
華奢で柔らかな曲線ボディさん。
柔らか素材で華やかに飾る装いが得意。
⚫︎ナチュラルタイプ:
直線的なスタイリッシュボディさん。
風合いを活かしたラフで自由な装いが得意。
私はというと…どうやら「ナチュラル」。
あの時買ったお洋服のテイストは「ウェーブ」寄りの柔らか素材。
…だから、フレーミーな体(私の場合、肉より骨が目立つ)をもろに拾って、
カクカクで貧相で貧弱になったのか…。
理屈が分かると、ああなるほど…ってなります。
決して、お洋服が悪いのではありません。
どんな自分を表現するか…
例えば、劇の舞台とかで貧弱な忍者が必要ならいいかもしれないよね。
でも、この時はパーティーというステージでしたから。
…できれば、忍者に守られる里の姫、
百歩譲って、かっこいいくノ一でありたかったので、
このお洋服は、研究のための貴重な財産として、クローゼットに入りました。
もし。
会社の命運をかけた大事なプレゼンのステージなら…。
社員教育の先生として教壇に立つのなら…。
自分が分かると、似合うも似合わないも分かる。
だから。
TPOに合わせて、なりたい自分を表現する方法も考えることができる。
そのために、上手にお洋服を選ぶことができる(お財布にもお洋服にも優しい)。
自分を知るって、ここでも大事。