雨に思う(川が…という経験)
十年くらい前だったかな…。
夜遅い時間に、とてつもない豪雨に見舞われ、
当時住んでたアパートの目の前の川が溢れたことがあります。
今思い出してもこわい。
アスファルトが…
川といっても、住宅街を流れる、幅2mくらい、深さ2mくらいで、
コンクリートのしっかりした用水路みたいなものです。
テレビの音も聞こえないくらいの豪雨が長時間続いて、
川の水がどんどん増えていきました。
夕立みたいな降り方だったし、
最初のうちは、すぐやむだろうと思って様子をみていたんですが。
一向に止む気配なく、川の水は増える一方。
ちょっと怖くなった。
でも、ご近所さんは、おうちに電気ついているし、車も普通に通っていくし、
消防車とかパトカーとかも、来てないし。
まあ、まだ大丈夫なのかなと思って、さらに様子見ていましたら…。
溢れた…目の前で。うわあ。
小さな川なので「濁流!」ではなかったですが、
それでも、道路のアスファルトを剥がしました、ごそっと。
なんかね、どきどきするんですよ、体がぶるぶるするでんすよ。
これはまずい!と思って、寝ていた子どもを起こそうとしたら、
急速に雨が弱まって、水もひいていきました。
よ、よかった…。
直後。友人から、
「そこ、避難勧告出てない?大丈夫?」
とメールが。
おかげさまで、大丈夫だった、と返信しつつ。
…でてたの?
自分で守るしかない
どうやら、避難勧告出たのはすぐ隣の地区だった模様。
とはいえ、さすがに怖かった。目の前でアスファルトもっていかれるのを見たら。
聞けば、近所にある雨水のため池は、溢れる寸前だったとか。
…もう、自分で自分らを守るしかないな。
溢れてからじゃ、子連れで逃げるの無理。
心底そう思いました。
以来。
何かあった時、どこから情報をとって、誰にどう連絡して、
どのルートで、何を使って、どう逃げるか、
シミュレーションするようになりました。
地震があったり、大雨が降ったり、そういうニュースが入るたび、
子どもとも、よくよくお話しするようにもなりました。
人間には、正常性バイアス(緊急事態でも「自分は大丈夫」と思ってしまうアレ)がありますし。
私ら引越しも多いから…その土地を知ることも含め、日頃から備えようと思ってます。
九州の雨が、少しでも早く落ち着きますように。